百怪堂2022年2月25日シタババシタババ ◯伝承地 上益城郡益城町 ◯概要 飯田では、子供は田へ行けばシタババが出るぞと脅された。どの様なものかは不明。また二月二十五日にも山に化物が出るといわれた。 ◯参考文献 益城町史編さん委員会『益城町史 史料・民俗編』 益城町 1988年3月
百怪堂2022年2月25日タロジャタロジャ ◯伝承地 上益城郡益城町 ◯概要 飯田では、子供は山へ行けばタロジャ出るぞと脅された。どの様なものかは不明。また二月二十五日にも山に化物が出るといわれた。 ◯参考文献 益城町史編さん委員会『益城町史 史料・民俗編』 益城町 1988年3月
百怪堂2022年2月24日加藤清正の霊狐加藤清正の霊狐【カトウキヨマサノレイコ】 ◯伝承地 熊本市 ◯概要 天正16年(1588)加藤清正が肥後入国の際、近江の白狐の兄弟2匹が清正を慕ってついてきた(尾張からともいう)。そして狐兄弟は花岡山頂に棲みついた。その後慶長6年(1601)の頃、清正が熊本城築城の際に、狐...
百怪堂2022年2月24日お菊殿お菊殿【オキクドノ】 ◯伝承地 八代郡宮原町(現・氷川町) ◯概要 昔、城にお菊という老狐が住んでおり、日頃から恐れられていた。 大正時代、栫の桑原の某駐在巡査が青年たちを動員して兎狩りを催した。城の平に網を張って追い上げてみると、このお菊がかかった。一度は逃がし、他の山を...
百怪堂2022年2月23日ニュントセニュントセ ◯伝承地 上益城郡益城町広崎 ◯概要 大友山(うしどもやま)に出たという。夕暮れから夜にかけてここを通ると、七尺ゆたかの大男が現れて、逃げ出すと追いかけてくる。そのため夜は怖くて通ることができず、「ニュントセが出たぞ」と叫べばみな一目散に逃げ出した。 ◯参考文献...
百怪堂2022年2月22日赤猫田赤猫田【アカネコダ】 ◯伝承地 玉名郡三加和町(現・和水町) ◯概要 徳川時代、ここに六兵衛半助という百姓の家があった。夫婦暮らしだったが、病などを患い、借金が増え生活は苦しかった。ある時、高利貸しに「貸した金ば、はよ戻せ」と責められ、「待ってくだはりまっせ」と祈るように頼...
百怪堂2022年2月21日幽霊坂幽霊坂【ユウレイザカ】 ◯伝承地 熊本市中央区黒髪町 ◯概要 黒髪三丁目の九州女学院北側に坂があり石地蔵が祀られていた。昔、大飢饉があり農家は食うものも食えず年貢も納められなかった。それでも役人は年貢を無理矢理取り立てようと村を回って来るので、腹を立てた農民の1人が、その役...
百怪堂2022年2月20日味生の大蛇味生の大蛇【アジウノダイジャ】 ◯伝承地 熊本市西区池上町 ◯概要 池上に昔、妙観山、独鈷山、万日山に囲まれるところに”味生池”があり、この池には夫婦の大蛇が棲み人畜に害をなしていた。ある日、百貫港で大亀が捕まったことを耳にした村人は、大亀を買い取り大蛇を追い払おうと池に放...
百怪堂2022年2月19日蛇ヶ谷の大蛇蛇ヶ谷の大蛇【ジャガタニノダイジャ】 ◯伝承地 玉名市立願寺 ◯概要 玉名市の北のはずれ、小岱山山麓の福山に蛇ヶ谷がある。昔、ここには大池があり一匹の大蛇が棲み人畜を食うので人々は恐れていた。ある時一人の旅僧が村人たちからその話を聞き、池に来て大蛇を呼ぶと、乙女の姿で現れた...
百怪堂2022年2月18日蛇田の幽霊蛇田の幽霊【ヘビタノユウレイ】 ◯伝承地 玉名郡和水町竈門蛇田 ◯概要 1950年頃蛇田は切り通しになっており、藪の中に二基の墓石が建っていた。その後土砂採掘場となり、蛇田の三叉路にかかる小山はブルドーザーで削られその墓も取り除かれてしまった。その直後から「ユーレイが出る」...