蛇ヶ谷の大蛇【ジャガタニノダイジャ】
◯伝承地
玉名市立願寺
◯概要
玉名市の北のはずれ、小岱山山麓の福山に蛇ヶ谷がある。昔、ここには大池があり一匹の大蛇が棲み人畜を食うので人々は恐れていた。ある時一人の旅僧が村人たちからその話を聞き、池に来て大蛇を呼ぶと、乙女の姿で現れた。何故人を食うのかと尋ねたところ「池の中に虫がいて体について苦しい。人を食うと治る」と答えた。そこで僧は数珠で乙女の体を撫で、人畜を食わないように祈願して近くに立願寺を建てた。大蛇は僧の願いにより天に登ったという。
現在、
◯参考文献
牛島盛光編著『肥後の伝説』第一法規出版株式会社 1974年9月
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