百怪堂2023年9月30日赤いうにょうにょ赤いうにょうにょ【アカイウニョウニョ】 ◯地域 熊本市東区山ノ内 ◯概要 ある人が小学3年生のころ、昼間外で遊んでいて友達と空を見上げると赤くて細いウニョウニョうごくものが空に浮かんでいたという。早くはなく浮遊しており、しばらく眺めて、次に目をやると消えていた。 ◯参考文献...
百怪堂2023年9月29日いっちょ目いっちょ目【イッチョメ】 ◯地域 玉名郡長洲町梅田 ◯概要 中山栄氏宅の後ろにコンクリート塀を区切って地蔵尊が安置されている。 中山氏の母堂、中山テキ氏(明治30年生まれ)が幼いころ、近所の年寄りに聞かされた話によると、昔ここには「いっちょ目」が出て人を驚かしていたが、地蔵...
百怪堂2023年9月26日鬼牛鬼牛【オニウシ】 ◯地域 阿蘇郡波野村(現・阿蘇市波野) ◯概要 昔、阿蘇外輪の高原、主に九重山と祖母山には多くの獣が棲んでいた。そして春ともなれば冬ごもりをしていた野牛や鹿、猪、狸などが九重山からこの波野の高原に群をなして降りてきて、祖母山の猪や狼、狐のところに遊びに行っ...
百怪堂2023年9月23日鉾様鉾様【ホコサマ】 ◯地域 天草郡一丁田村(現・天草市河浦町) ◯概要 天保年間、落人であったとも六部のようなものであったともいい、兎に角一本の鉾を錫杖のごとく杖を突いて、雨乞をして回る祈禱僧であった。その僧も、その鉾もその人と鉾を祀ったお宮も一様に鉾様と呼んでいる。...
百怪堂2023年9月22日いぼ石いぼ石【イボイシ】 ◯地域 阿蘇郡坂梨村(現・阿蘇市一の宮町坂梨) ◯概要 阿蘇谷の七鼻八石があり、その八石のうち2個が坂梨村にある。 いぼ石は坂梨村滝室峠に登る国道の北側の田地にある直径2.5m高さ1.4mの石で人の体にできる「いぼ」の形をしている。...
百怪堂2023年9月20日鶏を飼わぬ家う鶏を飼わぬ家【ニワトリヲカワヌイエ】 ◯地域 天草市瀬戸町 ◯概要 瀬戸の天満宮の氏子は鶏を飼わない。 この天満宮の神様が、ある時戦争に出征されたおり、不意に鶏が出てきて驚き、目を突かれたので鶏を不吉とするのだという。...
百怪堂2023年9月18日おすみの滝おすみの滝【オスミノタキ】 ◯地域 阿蘇町大角田(現・阿蘇市今町) ◯概要 阿蘇町内牧から一の宮町宮地へ通うバス道路の中間に大角田という小さな部落がある。ここに昔、高さ5間余り、幅2間ばかりの滝があった。現在は滝壺もだんだん浅くなって滝とは名ばかりである。「おすみの滝」とい...
百怪堂2023年9月13日田鶴原の天女田鶴原の天女【タヅワラノテンニョ】 ◯地域 阿蘇市一の宮町 ◯概要 田鶴原神社に伝わる羽衣伝説である。 昔、天女3人が田鶴原に天から舞い降りた。羽衣を松藤の枝にかけて清泉を浴びて楽しんでいるときに、新彦神がこれを見て1つの羽衣を隠した。新彦神はその1人の娘をめとって夫婦にな...
百怪堂2023年9月10日蛇石様蛇石様【ヘビイシサマ】 ◯地域 永水村(現・阿蘇市永水) ◯概要 豊肥線赤水駅から東方約500メートルの永葉山にある岩に、昔から約2000年ほど年を経た蛇が生息していると言い伝えられ、今なお蛇石様と言って集落民や他村民から信仰されている。...
百怪堂2023年9月9日ちちろちちろ ◯地域 玉名郡長洲町梅田 ◯概要 夜、梅田のある場所を通ると「ちちろ」が足に巻き付くので、地蔵さんを祀った。 この地蔵は「ちちろの地蔵さん」と呼ばれており、コンクリートの平屋根の中に地蔵尊5体が安置されている。 この「ちちろ」とは「ちちろこ」または「つちろこ」とも呼...