風神鍾乳洞の女神【フウジンショウニュウドウノメガミ】
〇伝承地
上益城郡御船町
〇概要
御船町にある風神鍾乳洞には女の風の神を祀っている。この女神様は、近くの作の神に、妻にしてくださいと申し込んだが、断られたため、秋になると大風を吹かせて作物を吹き倒すという。洞窟に風神を祀り慰めると風は鎮まったが、一人の美女が参詣するとまた風邪が吹き出したので女人禁制となった。
牛島盛光編著『肥後の伝説』第一法規出版株式会社 1974年9月
熊本県小学校教育研究会国語部会編『熊本の伝説』日本標準 1978年1月
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