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胡瓜・南瓜・夏豆を作らない村

胡瓜・南瓜・夏豆を作らない村【キュウリカボチャナツマメヲツクラナイムラ】


◯伝承地

下益城郡豊野村(現・宇城市)


◯概要

 この村に胡瓜・南瓜・夏豆を作らない部落があったが、戦後からは作るようになっている。

 これはキリシタン大名で有名な宇土城主小西行長は、領内の神社仏閣を焼き討ちした。その時、糸石にある白木阿蘇神社を胡瓜・南瓜・夏豆の枯れた蔓で焼いたので、それ以来、これらの野菜を作ると罰が当たるといって作らなくなったという。しかし、それを迷信だとして作った家では、病名不明の死人が出たり、また南瓜の中から白蛇が出たという。


 

◯参考文献

牛島盛光編著『肥後の伝説』第一法規出版株式会社 1974年9月

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