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百怪堂

斬塞ぎの瀬戸の怪火

斬塞ぎの瀬戸の怪火【キリフサギノセトノカイビ】


◯伝承地

天草郡竜ヶ岳町


◯概要

 町の西端、瀬子の浦と横島の間に、斬塞ぎの瀬戸と呼ばれる場所がある。

 昔、源氏が大勢の平家の落ち武者をこの瀬戸に斬り込んだので、海水が真紅に染まった。生き残りの落ち武者を迎撃しようとしたが、引き潮で海上の死体が瀬戸を塞ぎ迎撃ができなかったことからこの名で呼ばれるようになった。それ以降雨が降る夜などに怪火が現れるようになったという。


 

◯参考文献

牛島盛光編著『肥後の伝説』第一法規出版株式会社 1974年9月

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