しんちょう落とし【シンチョウオトシ】
◯伝承地
上益城郡益城町
◯概要
北原にしんちょう落としという場所があり、広崎と古閑の村道として小さな道が畑の上の畦道を通っていた。
ある時盲目の按摩「しんちょう」が上から落ちて死んだ。一ヶ月後発見された時には腐りかかっていたという。その後この辺一体は草が茂りここで首を括って自殺する者が後をたたなくなった。これは按摩しんちょうの怨念によるものだと云われている。
縊鬼化した按摩しんちょうの話です。
以前のTwitterでこの話を投稿した際に頂いた「実は村人が首を絞めて殺し、その後に突き落とした。腐りかかった状態で発見されたので直接の死因が滑落死とされた。だから死後の祟りが縊死になった」という旨のコメントが、非常に印象的で、今でも覚えてます。
◯参考文献
木本寅善『郷土史 広崎』広崎老人クラブ 1981年4月
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