天神のお告げ【テンジンノオツゲ】
◯地域
◯概要
天神山という所は何となく気味の悪い所であったから、そこには誰も家を造らなかった。
ところがある時、誰かがここに家を造ったが、毎晩うなされて眠れないという。
1時か2時頃になると火の玉が飛び、やっと眠れたかと思うと、毎晩のように誰かが夢枕に立って「俺は蛇になったり、蛙になったりするので、お助けを乞うが誰も助けてくれない」というお告げをする。これは不思議だと思い、二本榎の近くの八百屋を雇って、ここの薮を彫らせたところ石仏が出た。これが祀ってある。
昔はこの薮にお堂があり、気違いばあさんがここに寝泊まりしていたが、火事になり焼けた。その時に埋まったのであろう。
◯参考文献
Commentaires