狐の嫁入【キツネノヨメイリ】
◯地域
◯概要
南関町大字関町の出はづれで、大字関下字迎町は30年程前までは、淋しい桑畑であった。
その辺から狐火が出て、当時工事を終わったばかりの新佐世保街道に沿って明滅しながら中山の裾野まで行列を成し、見たという人が多かった。まだほかにも出る場所があったというが、場所が一定しており、どこでも出るというわけではなかった。
人々はこれを狐の嫁入りと称し、狐の流すゆだれ(涎)があんなに光るのだという。
また照り雨の日にも狐の嫁入りがあるのだといい、両手の指をある形に組んで、その穴から覗くと見えるともいった。
怪火としての狐の嫁入りです。
よだれが光るんですねえ。
◯参考文献
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