吉次峠の薩摩兵【キチジトウゲノサツマヘイ】
◯地域
◯概要
学校の社会科見学でこの峠に来ていたY先生がこの峠を訪れた。登り始めるとそれまで穏やかだったが、急に風が吹き始め、同時に複数の視線を感じ、悪寒が走った。
真上から視線を感じて見上げると、左の方にある木の茂みに右腕のない薩摩軍の兵士が左手に持った刀を振り上げて、何かを叫んでいる。その背後には目が真っ黒な兵士と数人の頭が見えた。
もう1人、目の前の坂に薩摩兵らしき格好の霊が半身で立ってこっちを見ている。マントを着て帯刀し、手に銃を持っていた。
その辺りは薩摩の名将、篠原国幹が官軍の総攻撃で亡くなった場所であるという。
吉次峠は西南戦争の史跡としても有名で、現在は公園になっている。(https://kumamoto.guide/spots/detail/12110)
◯参考文献
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