九月に梅の花【クガツニウメノハナ】
◯地域
◯概要
大通村の福田庄八郎という人が、鎮守天満宮の社殿があまり朽廃したので、肝入りで改築することになった。その間、御神體を自分の家の神棚に奉安していた。
工事は着々と進み、その年の9月13日の礼祭の日までは竣工する事になった。
いよいよ9月12日になって、新社殿にお還し申す事になり、その前に神棚のお水の初穂をもう一度取り替えて置こうと何気なく椀の中を見ると、水の上に梅の花が一輪浮いている。神徳のいやちこさ、紙に移し取っておこうと紙を取りに別室に行き、再び戻るともう消えてなかったという。
◯参考文献
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