おとろしが淵【オトロシガブチ】
◯地域
阿蘇郡久木野村河陰(現・南阿蘇村河陰)
◯概要
恐ヶ淵とも。
昔、ここで釣りをしていたら向こう岸から蜘蛛が泳いで来て足元に糸を掛け始めた。小指程度の大きさになった時、ドカーンと大きな音がし淵の中へ引き摺り込もうとしたが、草履を履いていた為、草履だけが向こうの岸へ飛んでいった。それからこの淵へ行く者は必ず角結びの草履を履く事にしていた。
話者:久木野村・月本茂氏・69歳
恐ヶ淵は、旧久木野村が「やすらぎの里」として昭和62年(1987年)に周辺を整備し、自然と親しむ環境作りに力を入れている地所にあり、淵には高さ5mほどの小さな滝と滝壷があるといいます。
また下記から“恐ヶ淵”の写真もご覧いただけます。↓↓↓
「水の国熊本:恐ヶ淵」
◯参考文献
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