明神淵の神輿【ミョウジンブチノミコシ】
◯地域
◯概要
その昔、明神(阿蘇神社・北宮神社の神々を明神と称す)の御神輿が、古城村の国造神社御祭日に大雨が降って大洪水となった。そのうち1基の御神輿が流されて沈んだところであると言われている。ここは青々とした水をたたえた淵であり、古来より大きな鯉や鮒が生息していた。
毎年明神の夏祭りのとき、この紺碧の静かな水面を窺えば、かすかに「チリリ」という金属のすり合う音が聞こえるという。それは沈没した御神輿の飾りの金属音であると言い伝えられる。
◯参考文献
『管内実態調査書.阿蘇編』熊本県警察本部警務部教養課 1959年
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