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御輿入道

  • 百怪堂
  • 2022年7月20日
  • 読了時間: 1分

御輿入道【ミコシニュウドウ】


◯地域



◯概要

ある男が、一町田村下田の釜の一本道を通っていた。すると大きな入道が現れて、前に立ち塞がり舌をベロベロ出して一舐めに舐めてしまった。男は恐ろしくて松の根方に座り、生きた心地もせずつく匍っていた。そして恐る恐るそっと顔をあげてみると5丈と思われる大入道であった。

ところが男はかねてより神信心家であったので、心の中で一心に神を念じた。

するとたちまち太刀を持たれた神様のお姿が現れて、その入道を人睨み睨むと、入道もその意を畏れて神輿の様なものに乗り、布を長く引いて、丸山の方へ飛んで行ってしまったという。



 

例の言葉は唱えず、神に念じる対象法です。

そして、その名の通り御輿に乗って逃げるのがなんとも愉快です。


 

◯参考文献

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