狐狸の悪戯【コリノイタズラ】
◯地域
◯概要
十町中央の三叉路は、以前から藪があって道路に樹木が覆い被さっており、五町六地蔵付近も藪が茂っていた。
夜遅くに人が通ると、誰もいる気配がないのに竹藪でバラバラと音がする。昔、狐は人が通ると後脚で小石や土塊を蹴たてて竹藪に音をさせるといわれた。
恐ろしさに駆け出すと前方に大坊主がぬっと立ちふさがったり、道路が川になったり、仏事帰りであろうものなら油物臭い重詰め土産を中身だけひったくったり、箱だけを持たせて帰した事が非常に多かったが、現在はこの様な話は少なくなっている。
大入道が出て、道路が川になって、土産の中身ひったくってと、変化の大盤振る舞いです。
◯参考文献
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