鐘が淵【カネガブチ】
◯地域
◯概要
西の宮の祭りの時、祭りの前に神輿を清める為にそこで洗っていたが、ある時そこで神輿を洗い、釣鐘を洗っていたら、そこにズブズブと深く沈んでしまって、どんなにやっても取れなかった。
その翌年、またお祭り神輿を担いで洗っていると、下の方から「こっちこい」「こっちこい」と声がし、神輿が動かなくなった。村人はもう鐘が神輿を呼ぶのだと言って、鐘が淵の名が知れ渡った。
それ以降、お宮の宮司さんは水洗いの行事をやめて、お社のところで洗うようになった。
話者:長陽村下田 清田恵 氏 64歳
◯参考文献
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