八体竜王【ハチタイリュウオウ?】
◯地域
◯概要
雷(ライ)が降下したものを祀った神で、夕立の中、天に昇る竜が落ちたのだという。木彫仏であり、仏は頭から胴まで真っ二つに割れており、新しく作れば雷が落ちるという。
現在、頭の病気の神とされており、木槌で頭を打てばよくなり、病気が治れば木槌を作って上げる習わしになっている。今では、あまり信ずる者はなく、草が生えて古堂になっている。ときどき、他町村からの信者が木槌を借りて行くのが見受けられる。
◯参考文献
『管内実態調査書.阿蘇編』熊本県警察本部警務部教養課 1959年
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