top of page
検索
百怪堂

八つ目の赤亀

八つ目の赤亀【ヤツメノアカガメ】


◯地域


◯概要

景行天皇から聖武天皇の御代まで、岩原のある池の上に不思議な光が現れていた。

大神という人が、池のそばに行って拝んでいると、突然8つの眼を持った赤亀が池に姿を現した。赤亀は、頭に鏡を乗せ、首に500の玉を掛け、口に矛を咥えていた。そして、そばで見ていた大神に矛と鏡と玉を与えた。

それから、その三宝をお宮を造ってお祀りしている。


 

僕の考えた最強神獣みたいなやつです。

岩原は古墳で有名で、実際に勾玉なども出土していることからイメージされた伝説でしょうか。


 

◯参考文献

原田哲夫・竹下俊一『熊本県鹿本郡 米野岳中校区の民俗と歴史』米野岳中学校歴史クラブ1973年

閲覧数:23回0件のコメント

最新記事

すべて表示

若宮さん

若宮さん【ワカミヤサン】 ◯地域 牛深市(現・天草市牛深町) ◯概要 池田の防波堤のある山の麓に、四角柱の石碑がある。 これは池田沖で難破して池田の海岸に打ち寄せられた遺体を葬って、その霊を慰めるために大西家が建立した。...

瓶棺の葛根

瓶棺の葛根【カメカンノカッコン】 ◯地域 下益城郡松橋町(現・宇城市) ◯概要 緒方惟義の家老の墓と伝わる桜の大木がある。墓といっても桜があるのみで、墓石は存在しない。 享保18年(1733)貧民がこの桜の根の葛根を掘ると、瓶棺を抱いた葛根があった。貧民がこれを食すとたちま...

黄金の鳥

黄金の鳥【オウゴンノトリ】  ◯地域 阿蘇郡波野村(現・阿蘇市) ◯概要 一年の中で正月の朝一度だけ、黄金の鳥が飛んできて、ただ一声なくという。この鳥はなかなか一目につかず、この鳥を見た人は目がくらんで「めくら」になるといわれ、誰ひとり見に行こうとする人はいないという。...

Comments


bottom of page