コバン野の大蛇【コバンノノダイジャ】
◯地域
◯概要
天草郡栖本町と倉岳町にまたがる倉ヶ岳に登る途中にコバン野というところがある。
ここに昔、雄雌2匹の大蛇が棲んでいた。そのうちどちらかが白蛇であった。またここには首の周りが白い輪になっているメジロがいて、村人は大蛇の使いであるとして捕らなかった。前世で悪い事をした者がここを通ると山酔いするといわれる。
倉岳は、天草上島の南東部、八代海に面し、天草諸島の最高峰(標高682m)です。
中腹には小ヶ倉観音、山頂には漁民と航海の安全を祈願して祀られた倉岳神社があり、山頂からの眺めは雄大で、景勝地としても有名です。
「熊本県天草観光ガイド」
◯参考文献
濱田隆一『天草島民俗誌』郷土研究社 1932年
牛島盛光編著『肥後の伝説』第一法規出版株式会社 1974年9月
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