社会の階級制がなくなる時に割れる石【シャカイノカイキュウセイガナクナルトキニワレルイシ】
◯地域
◯概要
一町田村に鉾様というお宮がある。このお宮の境内にある大きな割れ石は、鈴木三郎という人が「この碑が2つに割れるときは、階級制がなくなる時である」と予言していた石で、その後、明治維新になって士農工商の階級がなくなったと云われている。
今は、その予言したという鈴木三郎九郎重成自身の石碑がたっている。例の岩は、障子1枚位の広さ、厚さ1尺位のものであり、層の境目から綺麗に割れ、それを倒し掛けてその石碑を建てていたと云う。
◯参考文献
濱田隆一『天草島民俗誌』郷土研究社 1932年
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