top of page
検索
百怪堂

トベカブロ

トベカブロ


◯地域


◯概要

滝尾字水越に萱のトベ(屋根)のある小さい祠がある。

昔、神様を厚く信仰する者がおり、お伊勢参りの帰途、袂に石が入っているので捨てた。しかし、いつのまにかまた入っており、何回捨てても入っている。

これはお伊勢様のお授けだと、持って帰り家の神棚に祀った。その年の晩に「トベカブロ」と声がするので、早速カヤのトベを造って祀ったという。


御身体はダイヤモンドではないかという噂もあり、それを見ると眼が見えなくなると伝えられる。



 

神のようなそうでないような。


 

◯参考文献

閲覧数:37回0件のコメント

最新記事

すべて表示

若宮さん

若宮さん【ワカミヤサン】 ◯地域 牛深市(現・天草市牛深町) ◯概要 池田の防波堤のある山の麓に、四角柱の石碑がある。 これは池田沖で難破して池田の海岸に打ち寄せられた遺体を葬って、その霊を慰めるために大西家が建立した。...

瓶棺の葛根

瓶棺の葛根【カメカンノカッコン】 ◯地域 下益城郡松橋町(現・宇城市) ◯概要 緒方惟義の家老の墓と伝わる桜の大木がある。墓といっても桜があるのみで、墓石は存在しない。 享保18年(1733)貧民がこの桜の根の葛根を掘ると、瓶棺を抱いた葛根があった。貧民がこれを食すとたちま...

黄金の鳥

黄金の鳥【オウゴンノトリ】  ◯地域 阿蘇郡波野村(現・阿蘇市) ◯概要 一年の中で正月の朝一度だけ、黄金の鳥が飛んできて、ただ一声なくという。この鳥はなかなか一目につかず、この鳥を見た人は目がくらんで「めくら」になるといわれ、誰ひとり見に行こうとする人はいないという。...

Comments


bottom of page