百怪堂2022年6月6日轆轤っ首轆轤っ首【ロクロックビ】◯掲載元山岡元隣著『古今百物語評判』 ◯概要肥後国しころ村というところに絶岸和尚という僧が宿泊した。その夜は風が凄まじく寝られぬまま念仏を唱えていると、丑三つ時、その家の女房の首が伸びて窓から外に抜け出し、首の通った跡には白いスジが見えていた。夜明け方には筋が動き出して首は元に戻った。朝になりその女房の首を見ると、筋があったという。 しころ村なる地名は見つけられず。肥後のどこかにあったのでしょうか。 ◯参考文献千葉幹夫編『全国妖怪事典』講談社 2014年12月
轆轤っ首【ロクロックビ】◯掲載元山岡元隣著『古今百物語評判』 ◯概要肥後国しころ村というところに絶岸和尚という僧が宿泊した。その夜は風が凄まじく寝られぬまま念仏を唱えていると、丑三つ時、その家の女房の首が伸びて窓から外に抜け出し、首の通った跡には白いスジが見えていた。夜明け方には筋が動き出して首は元に戻った。朝になりその女房の首を見ると、筋があったという。 しころ村なる地名は見つけられず。肥後のどこかにあったのでしょうか。 ◯参考文献千葉幹夫編『全国妖怪事典』講談社 2014年12月
若宮さん若宮さん【ワカミヤサン】 ◯地域 牛深市(現・天草市牛深町) ◯概要 池田の防波堤のある山の麓に、四角柱の石碑がある。 これは池田沖で難破して池田の海岸に打ち寄せられた遺体を葬って、その霊を慰めるために大西家が建立した。...
瓶棺の葛根瓶棺の葛根【カメカンノカッコン】 ◯地域 下益城郡松橋町(現・宇城市) ◯概要 緒方惟義の家老の墓と伝わる桜の大木がある。墓といっても桜があるのみで、墓石は存在しない。 享保18年(1733)貧民がこの桜の根の葛根を掘ると、瓶棺を抱いた葛根があった。貧民がこれを食すとたちま...
黄金の鳥黄金の鳥【オウゴンノトリ】 ◯地域 阿蘇郡波野村(現・阿蘇市) ◯概要 一年の中で正月の朝一度だけ、黄金の鳥が飛んできて、ただ一声なくという。この鳥はなかなか一目につかず、この鳥を見た人は目がくらんで「めくら」になるといわれ、誰ひとり見に行こうとする人はいないという。...
留言