百怪堂2022年7月17日鎌倉どん鎌倉どん【カマクラドン】◯地域天草郡高濱村(現・天草市天草町)◯概要高濱村の湾の両岸は間が20町(約2キロ)程ある。昔、ここに跨って顔を洗っていた巨人がいた。その巨人の足跡というのが、今は畑になっている。鎌倉どんの足跡と言って、畑は丁度人間の足跡の形になっている。 手洗い鬼ならぬ顔洗い巨人。源頼朝との関連は、まあ、ないでしょう。 ◯参考文献濱田隆一『天草島民俗誌』郷土研究社 1932年
鎌倉どん【カマクラドン】◯地域天草郡高濱村(現・天草市天草町)◯概要高濱村の湾の両岸は間が20町(約2キロ)程ある。昔、ここに跨って顔を洗っていた巨人がいた。その巨人の足跡というのが、今は畑になっている。鎌倉どんの足跡と言って、畑は丁度人間の足跡の形になっている。 手洗い鬼ならぬ顔洗い巨人。源頼朝との関連は、まあ、ないでしょう。 ◯参考文献濱田隆一『天草島民俗誌』郷土研究社 1932年
若宮さん若宮さん【ワカミヤサン】 ◯地域 牛深市(現・天草市牛深町) ◯概要 池田の防波堤のある山の麓に、四角柱の石碑がある。 これは池田沖で難破して池田の海岸に打ち寄せられた遺体を葬って、その霊を慰めるために大西家が建立した。...
瓶棺の葛根瓶棺の葛根【カメカンノカッコン】 ◯地域 下益城郡松橋町(現・宇城市) ◯概要 緒方惟義の家老の墓と伝わる桜の大木がある。墓といっても桜があるのみで、墓石は存在しない。 享保18年(1733)貧民がこの桜の根の葛根を掘ると、瓶棺を抱いた葛根があった。貧民がこれを食すとたちま...
黄金の鳥黄金の鳥【オウゴンノトリ】 ◯地域 阿蘇郡波野村(現・阿蘇市) ◯概要 一年の中で正月の朝一度だけ、黄金の鳥が飛んできて、ただ一声なくという。この鳥はなかなか一目につかず、この鳥を見た人は目がくらんで「めくら」になるといわれ、誰ひとり見に行こうとする人はいないという。...
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